オリオンをなぞりたい人のブログ

オリオンをなぞりたいとは思うけど僕は僕のままでありたい。 というかマサイ族に混ざって一生ピョンピョン跳ねていたい。 あわよくば千の風になってあの大きな空を吹き渡っていたい。 そう思います。

ひどい金縛りと変な男の子

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※この記事には若干のホラー要素を含みます。

 

 

僕は最近、金縛りにかかる事が多いです。

 

特に昼寝をした時には高確率で金縛りにかかります。

つい最近は授業中に居眠りをしていたときに金縛りにかかりました。

 

思えば高校に入ってからちょいちょい金縛りにかかる事はあったのですが

ここまで頻度が高いのは初めてです。

 

 

そしてつい3日前、今までに体験したことのないような金縛りにかかるのです。

 

 

3日前の夜

 
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深夜、僕は突然目が覚めました。

激しい耳鳴り脳が揺さぶられるような感覚体が全く動かない

 

あぁ金縛りだな」と思いました。

 

この耳鳴りと脳が揺さぶられるような感覚にも波があって

激しいときを乗り越えればキツくなくなるのを知っていました。

 

しかし、今回は何かが違う

 

体が何かに押さえつけられている感覚、ハッキリとした上からの重圧を感じました。

 

まるで腹の上に何かが乗っているような感じがしました。

 

僕は激しい耳鳴りの中で唯一、体の自由が利くを開けました。

 

しかしそこにはとんでもない光景が飛び込んできたのです。

 

そこに現れたのは


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そこに居たのは男の子でした。

その瞬間、僕の恐怖心はMAX

 

僕は霊感とかそういうのは全く無くて、生まれてこのかた霊を見たこともないのですが、あれはまさしく

 

「うわぁー!!で、でたぁーー!!!」

 

という感覚でした。

男の子は僕の腹の上に馬乗りになってずっと前を向いていました。

 

自分には全く状況が理解できませんでした。

完全に精神が恐怖で支配されていました。

 

 

 

よく見てみるとその男の子は鈴木福くんにそっくりでした。

 

ほんの一瞬だけ「え‥?す、鈴木福くん?何でここに‥?」という疑問を持ちましたが

全て恐怖に支配されてその感情さえも消え去りました。

 

必死で体を揺さぶって鈴木福くんを自分の体から落とそうとしました。

 

でも体は動いてくれません。頭から指令を出しても体が言うことを聞いてくれないのです。

 

鈴木福くんは無表情で前を向いていました。

それがまた怖い。恐怖心が無くなるどころかどんどん増していきました。

 

今思うと凄いことです。

仮にもあの時、かの有名な子役、マルマルモリモリでお馴染みの鈴木福くん‥によく似た男の子が腹の上に座っていたのです。

 

こんな状況、普通だったら笑います。

でもその時は恐怖でしかありませんでした。

 

いくら叫ぼうとしても声が出ません。

必死で目をかっぴらいて声にならない声を出そうとしていました。

 

 

僕は福くんで福くんは僕?

 
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僕はあまりにも怖すぎて逆に冷静になりました。

 

人間は死を覚悟すると冷静に物事を判断できるようになるといいます。

どんな凶悪犯罪を犯した死刑囚も死刑される直前は何の抵抗もせず、全員、悟った表情をするという話があるくらいです。

 

僕は至って冷静でした。

 

そこでこんな話を思い出しました。

 

数ヶ月前、同じく金縛りにあう友人が

 

「金縛りの途中、女の子がお腹の上に座っていたが、朝起きると自分でお腹の上に腕を組んで寝ていただけだった。」

と語っていました。

 

そもそも金縛りとは

レム睡眠(深い眠り)の途中で目が覚める為、体は寝ているのに頭は起きている状態になってしまう事が原因で起こるのだといわれています。

 

主に生活リズムの乱れ精神的な疲れからこの現象が起こってしまうといいます。

 

確かに前日に午前2時くらいまで遊☆戯☆王デュエルリンクスをしていたら生活リズムも乱れるし

 

妹の脚があまりに綺麗だったので「写真撮っていい?」と聞いて、妹から「キモい」と言われれば精神的にも傷付きます。

 

今、僕の腹の上にまたがっている鈴木福くんは本物の鈴木福くんではありません。

きっとこの鈴木福くんは僕の心の中の負の感情が作り出した虚像、僕のストレスが具現化されたもの。

 

 

つまりこの鈴木福くんは僕自身だったのです。

 

 

だから僕は耳鳴りがして意識が朦朧とする中、福くんの精神に直接語りかけてみようと思いました。

もしこの鈴木福くんが僕自身ならきっと伝わる筈だと思ったのです。

僕は落ち着いて福くんに今の自分の気持ちを諭すように伝えました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「降りて!!福くん、僕はハーレーダビットソンじゃないよ!!またがらないで!!」

 

 

 

 

 

しかし僕の思いは奇しくも福くんには伝わりませんでした。

 

福くんは僕をハーレーダビットソンと思っているのか僕の腹の上からのピクリともしませんでした。

 

「ていうか重いよ、福くん!成長期なの!?成長期って怖い!!」

 

僕は諦めて目を閉じました。

 

最後の抵抗

 
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刀は折れ、矢は尽きました。

僕はもう30分以上もこの感覚を味わっているような気がしました。

 

頭は完全に疲労し、寝ようとしても耳鳴りと脳を揺さぶられるような感覚で寝ることも許されませんでした。

 

そんな中、僕は決心しました。

 

「今、自分に出来ることを精一杯やろう」

 

これが僕に残された最後の道でした。

 

福くんは無表情で前を向いている。

きっと僕をハーレーダビットソンと勘違いしている。

いや、僕はハーレーダビットソンなのかもしれない。

 

僕は一体、何者なんだ?

そして福くん、アンタは一体、何者なんだ?

僕は人間?福くん?それともハーレーダビットソン

 

いや、関係ない。僕は人間だろうがハーレーダビットソンだろうが今出来ることを精一杯やる。

 

意を決して、瞼を開けました。

そこには福くんが居ました。

僕は口の中で舌が動くことも確認しました

 

そして意識が朦朧とする中、福くんに対してまるで獣を狩る獅子のような眼光をかざしました。

僕の血眼、そして網膜に焼き付いたのは紛れもなく鈴木福くん。

6月生まれの双子座、血液型はB型、ちなみに左利き。

 

間違いない鈴木福くんだ。これは僕自身じゃない。ただの鈴木福くんだ!

僕が恐れることはもう何も無くなりました。 

 

「へへっ‥もうハナクソほじる力も残っちゃいねぇよォ‥」

 

そう心の中で呟きました。 

 

 

 

福くん、見てるか?俺はただのハーレーダビットソンじゃねぇ!!! これが俺の究極奥義、そして最後の抵抗だ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は唾液まみれの口の中で、狂ったように舌をレロレロさせ続けるのだった。